この間、食事と一緒に飲んだワインが美味しかったので、紹介します。その名も焼きシリーズ。
今回は、料理を作っちゃいます。両方、タレも甘カラ風で、そんな料理に合うワインです。
メルローに合う料理。で紹介したマリアージュとは少し違う味わいの紹介になります。
1.関西の味、たこ焼き。
フワフワ・トロトロのたこ焼きの作り方です。
あれ?ワインのはずじゃ?そうです、今回は、たこ焼き作っちゃいます。
たこのすけさん、参考にさせて頂きます。(美味しそうです)
<ポイント・自分アレンジ・プラスα情報>
- 粉(小麦粉・タコ焼き粉・お好み焼き粉)と水の割合がポイント。(水分多めのしゃぶしゃぶでフワフワに)
- 粉に出汁(かつお出汁)を入れると、ソース無しでも美味しい。
- 粉にうき粉(小麦粉のでんぷん)を加えると、ふわっとなる。
- タコ焼き器は火力が強い方がいい。(お酒はぬるめの燗がいい♬)❓
- 卵は多いと速く焼けあがる(速く固まる)し、少ないとなかなか焼けない(固まりにくい)。
- 大阪の美味しいソースは別の機会に紹介します。
2.たこ焼きに合うワイン
さて、本題です。たこ焼きに合うワインです。
たこ焼きって、油を使って焼きますし、出しやソースの味も濃く私は案外こってりした料理だと思います。
そこで、ここは渋みと酸味がしっかりしたワインということで、
フランス コート デュ ローヌ のブルーノ ティエリー 生産/ コート デュ ローヌの ルージュ [2016] 赤ワイン 辛口 フルボディ を紹介します。
これ、美味しかったです。グルナッシュにシラーが入って渋みと酸味が交互にらせん状に来るって感じで、余韻も続き、さらに味に厚みも感じられる、口コミによく書かれているように、コスパのいいワインだと思います。
- 味わい :辛口 フルボディ
- 産地 :フランス 、 コート・デュ・ローヌ地方
- 品種 :グルナッシュ 65%、シラー 20%、ムールヴェードル 10%、カリニャン5%
- ALC度数 :14.0%
- 飲み頃温度 :16~18℃
コート・デュ・ローヌ地方のワインはボルドーやブルゴーニュよりもう少しカジュアルで自由な感じでリラックスして飲めるワインが多く、どちらかというと自然派ワインです。そんな中で、洗練はされていないかも知れませんが、味わい深いワインをたこ焼きに合わせてみて、めちゃ楽しめました。
3.すき焼きに合うワイン
関西のすき焼きは、まさに焼きます。鉄板鍋にザラメや砂糖を敷いて、その上に霜降り牛肉を焼いて割り下を足します。その残った割り下で野菜を焼いていくイメージです。(そのとき、割り下、足します!)
以前も紹介しました、十勝ワインの山幸(やまさち)の紹介です。すき焼きに合わせて見ると、山ブドウの渋みと酸味がすき焼きのコクや脂身に溶け込むようで、ワインとすき焼きが一体になったような味わいでした。
- 味わい :やや辛口 ミディアムボディ
- 産地 :日本 北海道(十勝)
- 品種 :北海道十勝池田町産「山幸種」
- ALC度数 :11 %
- 飲み頃温度 :17~20℃
4.まとめ
山幸は山ブドウの豊かな酸が醸し出す、野性味あふれる赤ワインで、それを育てた十勝の人の人柄は、北海道の中でも特におおらかな気風で優しい性格。生まれつきのホスピタリティーにあふれる人間性という調査結果があるくらいです。ワインの味からそこまでは感じられませんでしたが、寒い土地で、なかなかいいワインになるブドウが出来ない中、粘り強く、気の遠くなるような品種改良を何度も繰り返して得た奇跡から作られたワインを味わって飲み、また更に料理もおいしく頂けたことは幸せだったと感じます。個性を感じられた・・つづく。
「おまけ」で、京都で有名な老舗のすき焼き屋さんを紹介します。