パソコンの起動が遅いのでなんとかしたい。起動を待つ時間がもったいない。なんとなく、HDDの複製をSSDに作れば良さそうだが、どうやってクローンを作ればいいか分からない・・。パソコンのばらし方、HDDを外す方法が分からない・・。そんなあなたに、SSD選びから取替までざっと大まかな流れをまとめてみました。なるへそ、そうなっているんかと分かれば、安心して挑戦できます。あとはやってみるだけ。実際にやってみれば、驚きの連続。成功すれば、今までになかった爽快感を手に入れることができます。では、早速、いってみましょう! (本blogは、自分でパソコンパーツを買い込んでアッセンブリするまではいかないけど、調べて出来そうな改造ならやってみよう!書類作成や表計算、Youtubeなどで動画を視聴、画像や動画などのデータも時々保存するなどでパソコンを使用される方、向けです)

HDD⇒SSD換装の手順
まずザックリ、大まかにHDD⇒SSDへの換装手順を質問形式で説明していきます。因みに換装は、よりよい性能のものに取り換えて、さらに良くなるという意味があります。手順の詳細は後ほど詳しく説明します。
①HDDの取り出し確認
・自分のパソコンから、ホンマにHDDが取り出せるんか?
SSDを購入する前に! ご自分のパソコンの解体方法が分かっていればいいのですが、不明点がある場合は、取扱説明書や、同機種のHDD交換動画などを探し、参考にしながら、どこまでどんな風にバラシたか、記憶か記録しながらバラせそうか確認してみるといいでしょう。バラス前には、重要なデータなどをUSBメモリや外付け記憶装置などにバックアップ保存しておくことをおすすめします。(SSDを買う前に、このバラシがどうも分からん、こっから分からん、またはどうも不安という場合は、パソコンの買い替え、または、他者への交換依頼を考えられる方がよいと思います)


↓ ↓ ↓ NECノートパソコン【NS-150/PC-GN2323】についての解体方法に詳しく確認したい方は、こちらを参照下さい
②SSD選び
・どこのメーカーのどのSSDにしよか?容量はどないしよ。
ご自分のHDDのタイプを確認して、交換可能なSSDを探し、メーカーと型番・容量を決めます。(予算は、容量・タイプにもよりますが、6・7千円~1万5千円ぐらい)

↓ ↓ ↓ SSDを選定する時のポイント、デュプリケーターとは何か知りたい方は、こちらを参照下さい。
③クローニング方法を決めて、必要機器を選ぶ
・どんなふうに、HDDの代わりのもん(完コピ品)を作ったらええんや?
クローニングなんて、いきなり聞きなれない言葉ですが、現在のHDDと全く同じ状態のディスク(今回はSSD)を別に作ることです。従って、クローニングできる機器(デュプリケーター)が必要にます。①パソコンなしでクローニングできるデュプリケーターを選ぶか、若しくは、②ソフトで対応する場合はSSDとパソコンをつなぐケーブルを選びます。(デュプリケーターの予算は3千円~5千円くらいで、ケーブルは、1千円~3千円くらいです。)
④クローニングの実施 ~パソコン復元
デュプリケーター、若しくはSSDとパソコンを繋いで、HDD⇒SSDへクローニングします。

<デュプリケーターの場合>
・パソコンなしでクローニングできるデュプリケーターの場合は、まず、パソコンを解体して、現在使用しているHDDを取り出します。取り出した現在使用しているHDDとコピー先のSSDをデュプリケーターにセットしてクローニングします。
・次にHDDを解体したパソコンに、SSDを組み込んで元通りに復元すれば完了です。 (復元は、解体時と同様どこまでどういうように復元したか確認しながら丁寧に復元して下さい)
↓ ↓ ↓ デュプリケーターによるクローニングのやり方(実例)を知りたい方は、こちらを参照下さい
HDD⇒Crucial MX500クローン 【SSD選定時にチェックしたいこと・デュプリケーターとは】 | Fun-Desire-Blog (fun-desier-blog.com)
<ソフトでクローニングする場合>
・ソフトでやる場合は、最初にHDDを解体する必要はなく、そのまま、HDDソフトをダウンロード・インストールして、SSDとパソコンを繋ぎ、インストールしたソフトによりHDD⇒SSDへクローニングします。
・次に、パソコンを解体して現在使用しているHDDを取り出し、クローニングしたSSDと入れ替えます。元通りに復元すれば完了です。(復元は、解体時と同様どこまでどういうように復元したか確認しながら丁寧に復元して下さい)
⑤あとは、電源を投入してパソコンを起動
電源投入前にもう一度キチンと復元できたか、ケーブルやコネクタの接続忘れや不完全な接続、噛み込みがないか、ねじの締め忘れはないか、バッテリーは取り付けたか思い出してして確認してください。(記録されていれば、記録を確認してみて下さい)電源投入の瞬間は、起動することを祈るばかりです。もしも何か不具合あれば、単純な忘れは無いかから確認してみて下さい。(パソコンが起動しないので、他のパソコンかスマホから、起動しない場合の対策を検索が必要な場合もあります)尚、パソコンの解体・改造は、各自の責任の下、実施をお願いします。
無事に起動した場合は、こんなに早く起動できるんか・・、早!と感じられると思います。


SSDについて、もう少し詳しく。
何となくは、ご理解頂けたと思うので、SSDについて、もう少し詳しく説明します。
HDDとSSDの違い から
やっぱり、HDDとSSDの転送速度は全然違いました。
HDDの転送速度 :5400rpm :100 MB/s、 パソコンの起動に5分~10分くらい掛かっていたのがSSDに交換すると、 50秒 くらいでEdgeまで起動完了できるようになりました。
SSDの特徴、SSDとはどんなものか
SSDの特徴は簡単に言うと、
・HDDより転送速度が速い(ゲームなどでは、ゲームの読込みに時間が掛かるときにSSDへデータを移行すると早くなる)
・ハードディスクのように機械的に動くところのない記憶装置(データを保存しておく場所)である。ストレージともいう。
・新品が最も性能がよく、使っていると性能が低下していく傾向がある。
もう少し、SSDの構造について詳しい話をすると、SSDには、NANDフラッシュメモリーのセルと呼ばれるがあり、このセルの量で記録量が決まります。
このセルに1ビットのデータを保存するタイプSLC(Single Level Cell)から、記憶容量を増やすためにセル当たり2ビットに増やしたMLC(Multiple Level Cell)があります。
単純にセルの量を増やすにも限界があるので、今度は、層状に積み重ねて、3D配置にしたのが、3ビットのTLC(Triple Level Cell)、さらに4ビットのQLC(Quad Level Cell)があります。
これによって、SSDの大容量化、比較的購入しやすい価格帯になってきた経緯があります。但し、この方法はコストが下がる代わりにメモリーの寿命が短くなる方法であるため、現在はQLCまで販売されていますが、SLCなどから比べると、読み書き寿命はかなり短くなっています。
メモリータイプの進化 :
SLC ➡ MLC ➡ TLC ➡ QLC
パソコン博士TAKIさんのYoutubeも参考にさせて頂きました。分かりやすく説明されています。
【プロが教える】正しいSSDの選び方と、お勧めのSSD!【殆どの人が知らない?】 - YouTube

SSDのメリット
SSDのメリットはSSDの特徴と同じような内容で、①読み書きの時間が、HDDに比べて速くOSを搭載すると、起動時間が短くなる。②可動部がないことにより、作動音がなく、衝撃による故障リスクが低い。③コンパクト。発熱・消費電力がHDDより少なくすむ。などで、デメリットは以下となります。このデメリットも十分理解しておいてください。
SSDのデメリット
①データを読み書きする回数が多いほど、セルが劣化するので、速度の低下やSSD内のデータを読み込めなくなる可能性がある。
②HDDよりも高価。(SSDが発売された当初より安いものが発売さえれているが、HDDよりは高価)
③データをメモリーチップに保存している為、チップが故障すると、データーを読み取れなくなることもありうる。
SSDのおすすめメーカー
TAKIさんの説明にあったとおり、自社でメモリーなどを生産しているCrucial(クーシャル)やサムスンのものが、品質が安定しているので、おすすめです。
Crucial は、メーカーで設計から製造まで一貫して行っています。因みに、SSDを製造しているマイクロン・テクノロジーは、米国の半導体製造会社。(ちょっとややこしいですが、正確にはCrucial はマイクロン・テクノロジーのブランドです。当社について | Crucial.com)
そして、マイクロンの日本法人ではなく、「エルピーダメモリ(ELPIDA)」という社名の日本企業で、エルピーダメモリは、日本電気(NEC)と日立製作所のDRAM部門を母体とする企業で、DRAMを製造する唯一の国内メーカーでした。
Crucial(クルーシャル)はどこの国の会社?中国?日本のメーカー?読み方は?[マイクロン] | Gadgeblo

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● SAMSUNG
サムスンも、主なSSDコンポーネントを社内で設計されています。その結果、耐久性にもすぐれた「870 EVO」には5年間の限定保証がついています。
業界トップクラスの信頼性 第6世代V-NAND採用Samsung SATA SSD「870 EVO」を2021年1月下旬より販売 – ITGマーケティング株式会社 (itgm.co.jp)

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ちょっと、説明が長くなってきたので、一旦、ここで終了します。
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