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HDD⇒Crucial MX500クローン 【SSD選定時にチェックしたいこと・デュプリケーターとは】

更新日:

いままで、パソコンの起動に5分~10分くらい掛かっていて正直、ちょっとイライラ(オソイナー!)していたのですが、やっぱり、HDDとSSDの転送速度は全然違いました

HDDでのパソコン起動が嘘のようにSSDに交換すると、 50秒 くらいでEdgeまで起動完了できるようになりました。

何という早さ、感動です。

そんな感動を与えてくれるSSDの選定とHDD ⇒ SSDへのパソコン無しでのクローニングするデュプリケーターについて、紹介します。

(本blogは、自分でパソコンパーツを買い込んでアッセンブリするまではいかないけど、調べて出来そうな改造ならやってみよう!書類作成や表計算、Youtubeなどで動画を視聴、画像や動画などのデータも時々保存するなどでパソコンを使用される方、向けです)

↓ ↓ ↓ HDD⇒Crucial MX500クローン化の全体を確認したい場合は、こちらを参照下さい。

HDD⇒Crucial MX500クローン SSD選定・解体・取替。NECノートパソコン【NS-150/PC-GN2323】(全部モリ) | Fun-Desire-Blog (fun-desier-blog.com)

SSD選定するとき、チェックしたい項目

SSDを選定する時、以下のものをチェックしたいですね。でも、何をどう選んだらいいのか?じっくり説明していきます。

  • メーカー
  • SSDのタイプ・接続規格
  • 容量
  • フラッシュメモリータイプ

SSDについておさらい

SSDの特徴、SSDとはどんなものか

SSDの特徴は、

・HDDより転送速度が速い。(PS4®などゲームのロード時間短縮にSSDへデータを移行すると早くなる)

・HDDのように機械的に動くところがない記憶装置(データを保存しておく場所)である。

・新品の時が最も高性能、長期間使用していると性能が低下していく傾向がある。

SSDのメリット

SSDのメリットはSSDの特徴と同じような内容なので、割愛しますが、デメリットは以下となります。このデメリットも十分理解しておいてください。

SSDのデメリット

①データを読み書きする回数が多いほど、セルが劣化するので、速度の低下やSSD内のデータを読み込めなくなる可能性がある。

②HDDよりも高価。(SSDが発売された当初より安いものが発売さえれているが、HDDよりは高価)

③データをメモリーチップに保存している為、チップが故障すると、データーを読み取れなくなることもありうる。

次に、SSDなど選ぶときに必要な情報を紹介していきます。

SSDのおすすめメーカー

SSDがどういうものか調べる段階では、SSDのタイプや容量からSSDを探してみる方が把握しやすいですが、ある程度分かれば、メーカーを決めると効率的に探せるでしょう。販売されている種類も限られるので、選択肢が絞れて選定が楽になります。おすすめのメーカーとしては、自社でメモリーやコントローラーを生産しているCrucial(クーシャル)サムスンです。二社とも品質が安定しています。いろんな比較サイトを見ても性能はあまり変わらないので、どちらにするかは、好みでいいと思いますが、Crucialを生産するMicron Technologyが2020年、2021年のBCN AWARD SSD内蔵部門でシェア1位になっています。(サムスンは2位と3位)

● Crucial

Crucial は、メーカーで設計から製造まで一貫して行っています。因みに、SSDを製造しているマイクロン・テクノロジーは、米国の半導体製造会社。(正確にはCrucial はマイクロン・テクノロジーのブランドです。当社について | Crucial.com

そして、マイクロンの日本法人ではなく、「エルピーダメモリ(ELPIDA)」という社名の日本企業で、エルピーダメモリは、日本電気(NEC)と日立製作所のDRAM部門を母体とする企業で、DRAMを製造する唯一の国内メーカーでした。

● SAMSUNG

サムスンも、主なSSDコンポーネントを社内で設計されています。その結果、耐久性にもすぐれた「870 EVO」には5年間の限定保証がついています。

業界トップクラスの信頼性 第6世代V-NAND採用Samsung SATA SSD「870 EVO」を2021年1月下旬より販売 – ITGマーケティング株式会社 (itgm.co.jp)

SSDのタイプ・接続規格

NS-150、PC-GN2323用のHDDは、内蔵型2.5インチです。ですから、内蔵型2.5インチのSSDを選びます。また、内蔵型2.5インチであれば、殆どの接続規格はSATAですが一応、確認下さい。(特にカードタイプ、基板タイプのM.2 SSDだと、接続口が違うので取付ができませんので注意して下さい)

こんな接続口になります。
上 :SSD、下 :HDD SATA呼ばれる接続規格の接続口

SSDの容量

次に容量を考えてみます。一般的には256GBあれば、書類作成や表計算は使用可能なものの、画像や動画などのデータも保存するなら500GB欲しいところです。

さらに、SSDは長年の使用や、容量が少なくなると速度が低下するのを見越すと1TBが希望ですね。(使用容量が75%を超えたあたりから速度が遅くなると言われています)イイダシタラ、キリナイナー

不足分のデータ保存はHDDなどで外付けに保存することも考えましたが、パソコン移動時に付けはずしするのも面倒ですし、今回のパソコン無しでクローニングするために、現状のHDD500GBに対して、移し替える方の容量の方が必ず大きくないとクローニング開始しないこともあり、思い切って1TBを購入しました。今まで、あまり大容量のHDDは使わなかったので、使ってみて検証です。(ソフトでクローニングする場合、一般的には現状のHDDと新しいSSDが同じ容量でも可能です)

フラッシュメモリータイプ

ここでいう、フラッシュメモリーのタイプとは、フラッシュメモリーのセルに何ビットのデータを保存するタイプかということです。現在、1ビットから4ビットまでのタイプがありそれぞれ、SLC・MLC・TLC・QLCタイプと呼ばれています。

また、最近はセルを層状に積み重ねて、3D配置にしたのが3D NANDフラッシュメモリと呼ばれるものです。層状に積み重ねて、3D配置にしたのが SLC → QLCへと安価になっていきますが、気を付けないといけないのは、ビットが増えるにしたがって、メモリー寿命が短くなっていくことです。

説明が難しいのですが、メモリセルはデータの書き換えを繰り返すと記憶しておける時間が短くなっていきます。(私も最近めっきり記憶容量が少なくなったのは、そういう理由だったのか・・)

おおよその書き換え可能回数は、SLCの10万回から減っていき、TLCで3000~5000回(3D NAND)、QLC300~1000回(3D NAND)になります。(1ビット増えるごとに書換可能回数は1/10になり、TLCだと1000回になりそうですが、乱暴に言うと3D NANDフラッシュになって、ひとつひとつのセルに貯えられる電荷量が増えたことで、電荷量で決まるON/OFF状態が書き換え回数や時間と共にあいまいになっていく劣化が抑えられ、書き換え可能回数が向上しています)

説明が長くなりましたが、現在の主流はTLCまたは、QLCで価格も手ごろになっています。ただ、上記のようにQLCの寿命を考えて、TLCとしました。

SSDのまとめ

<Amazonから引用>
  • 現状のHDDのタイプを確認して、同じタイプ(内蔵型2.5インチなど)を選ぶ。
  • 接続規格も確認する。
  • 現在のHDDの容量や用途に応じて容量を決める。
  • フラッシュメモリータイプを選ぶ。(2022年6月では、3DNANDの TLCがコスパ良い)

リアルの家電量販店では、外付けのSSDは販売していても内蔵型は置いていないところばかりでした。


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パソコンなしでクローニングする、デュプリケーターの選定

デュプリケーターとは

次に、デュプリケーターです。デュプリケーターとは、パソコン無しで、データをダイレクトにHDD → SSDへコピーする機器のことです。

元のHDD内に記録されたデータと全く同じ配列・配置でコピーし、管理領域や通常複製されない領域も全てコピーされることをクローニングといいます。(OS、アプリケーションソフト、設定など全く同じものを作ります)

このクローニングは特殊なソフト使って行うことも出来ますが、今回は、デュプリケーターという機器を使ってコピーします。特に、元のHDDが故障がちで読み書きが不安定な場合に有効な手段です。

選定時の注意点

  • 元のHDD内の「不良セクタ(読書きできない領域)」を回避して複製を継続するエラースキップ機能があるものを選びます。(その機能が無いと、不良セクタがあるとコピーがそこで止まる場合があります)
  • 元のHDDよりコピー先のSSDの容量が必ず大きくないとコピーが始まりません。(表記は同じ容量でもコピー先の容量が大きくないとNG)
  • 接続タイプを確認して下さい。SATAのものが多いです。(元のHDDもSSDもSATAタイプであること。M.2のSSDはNG)

使用例(株式会社タイムリー UD-3101CLERの場合)

電源を繋いでいない状態で、ディップSWを設定します。

元のHDDとコピーしたいSSDをデュプリケーターに接続します。どちらから、どちらへコピーするかよく確認して、デュプリケーターの複製先・複製元へ接続して下さい。お分かりと思いますが、逆につなぐと何も無いデータが蓄積したデータに上書きされ、大変なことになってしまいます。(何度も、また、よく確認されるといいと思います)タノムデシカシ!

クローニング完了直後は、HDDやSSDは熱くなっているので、暫く放置してから触るようにして下さい。

HDD・SSD接続状態

クローニングに掛かる時間は、500GBのHDDで記憶していた容量250GBに対して2時間弱(100分)くらいでした。

デュプリケーターまとめ

  • 不良セクタを回避して複製を継続するエラースキップ機能があるものであれば、セクタ不良でもクローニングが停止しない。
  • 直接デュプリケーターと関係ないが、コピーしたいSSDを選ぶ時、元のHDDより容量の大きいものを選ぶ。
  • 接続タイプを確認する。(通常、SATAが多い)

流行りの、スタンドタイプのデュプリケーターも載せておきます。興味のある方は、チェックしてみて下さい。


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最初、あまりにパソコン起動に時間が掛かるので、パソコン本体を買い替えようと考えましたが、最低でも10万弱掛かりますし、データの移し替えや設定など考えると憂鬱になっていましたが、HDD ⇒ SSDに換装することで、起動が早くなる情報を得て、やってみました。GOOD!です。

ただ、どれが良くって、何を選ぶ必要があるのか、やり方はどうすればいいのか情報が断片的だったので、できるだけ、集めた情報を幅広く記載しました。

何となく分かれば、皆さんご自身でも詳しく調べやすいと思います。(今は、最初のとっかかりを分かりやすく紹介していくブログでありたいと思っています)

パソコンの起動時間が速くなった時の感動は素晴らしかったです。(^^)

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