・ホンマにHDDが取り出せるんか?
「女将さん、何言うてんねん。」というツッコミが聞こえてきそうですが、HDD ⇒ SSDに換装するために、まずは、ご自分のパソコンをばらしてHDDが取り出せそうかを確認してみてください。
このブログでは、NECノートパソコンの【NS-150、PC-GN2323】について、解体例を紹介します。
(このblogは、自分でパソコンパーツを買い込んでアッセンブリするまではいかないけど、調べて出来そうな改造ならやってみよう!という方むけです)
まずは、
バラス前には、重要なデータなどをUSBメモリや外付け記憶装置などにバックアップ保存しておくことをおすすめしますし、バラす時は、どこまでどんな風にバラシたか、記憶か記録しながら実施するといいでしょう。バラシながら不明点があれば、取扱説明書や、同機種のHDD交換動画などで分からない箇所の対策を探してみて下さい。全くドンピシャの型名がなくても、分からない箇所が紹介されている類似のパソコン解体情報を粘り強く探してみて下さい。
↓ ↓ ↓ HDD⇒Crucial MX500クローン化の全体を確認したい場合は、こちらを参照下さい。

NS-150、PC-GN2323のHDD解体例
私のパソコンはPC-GN2323ですが、ドンピシャの型名は出てこず、類似の構造であるNS-150の動画などを参考にバラシました。具体的なバラシ方は分かりやすく説明されている「分解工房」さんの動画を参考にしました。LAVIE NS-150/F HDD/SSD交換方法【分解工房】 - YouTube
以下は、注意するポイントのみ紹介します。尚、パソコンの解体・改造は、メーカーのサポートが受けられなくなったり、パソコンの状態によっては、復元できなくなるリスクもありますので、各自の責任の下、実施をお願いします。

バラス時に注意するポイント
- まず、パソコンを裏返して先にバッテリーを外します。
- メモリーカバーを外した中にもねじがあります。

- キーボード部分がユニットになっていますので、隙間に薄板や薄いマイナスドライバーの先を入れて爪を外していきます。 まさか、ここが外れるとは・・これは、分解の動画を見ないと分かりませんでした。(感動。 動画投稿ありがとうございました!)

- そのキーボードユニットと本体はケーブル(フラットケーブル)で繋がっています。(強く引っ張らないように)

- ケーブルは白い爪(ラッチ)を起こして抜きます。(逆に言うと爪を起こさないと外れません)
- トラックパッドとボタン基板のコネクタもケーブルで繋がっています。(同様に外す)
- 本体上面を固定しているねじは長さが違うものがあるので、注意。

※解体できるかの確認は、このあたりまででいいと思います。(ここまでバラセた方なら、あとはバラセると思います。復元できることをお祈りします!)
- HDDを固定しているねじは4本ではなく、3本です。

- HDDに繋がっているコネクタは結構硬いので揺らしながら、ゆっくり外してみて下さい。

復元する時に注意するポイント
- HDDを固定しているねじは4本ではなく、3本です。(ひとつは、ねじを入れても穴が開いているだけで空回りします)


- トラックパッドとボタン基板のコネクタを繋ぐフラットケーブルはしっかり差し込み、ラッチを閉じます。(他のフラットケーブルとは表裏が逆)他のフラットケーブルは爪を閉じた時に、ケーブルに引かれた黒いラインがほぼ見えなくなるあたりまで差し込む必要があります。



- 本体上面を固定しているねじは長さが違うものがあるので、注意。(本体の金属板に、ねじサイズが刻印されているので確認)


まとめ(注意事項)
解体には、リスクがありますので、各自の責任でお願いします。
解体前準備
- ご自分のパソコンと同機種のHDD交換動画などを探す。
- バラス前には、重要なデータなどをバックアップ保存し、バラす時は、どこまでどんな風にバラシたか、記憶か記録しながら行う。 ➡ バラセそうか見極める。(不安のある場合は、別の方法を考える)
解体
- ねじがあれば、ねじから外す。隙間に薄板やドライバーなどを入れて爪を外していく。(爪部は強い力で外そうとしない。弱い力で外れないということは、ねじなど別の固定方法が使用されていることが多い。また、特に小さいねじはねじ頭をなめないように、軸方法に押しながらゆっくり回す)
- キャップの中にねじがある場合、今回のようにキーボード部がユニットになっていて外すと固定ねじがある場合もある。
- ケーブルやコネクタはあまり強く引っ張らない(切れやすい、壊れやすい)コネクタは爪を起こしてから少しづつ引き抜く
復元
- 解体時の注意事項と同様に、慎重に丁寧に元通りに復元する。(早く復元して確認したくなる、はやる気持ちを抑えながら、ひつじを数える。ネテマウヤロー)
- ケーブルをコネクタに差し戻す場合、きっちり奥まで差し込む。(差し込みが甘いと接触不良、導通しないなど動作しなくなる)
うまくいけば、その機器の設計者と対話している感覚が味わえます。ここは確実に固定したいので、ねじ止めにしているのか・・、ということは、これは大事な部品であったり、振動に弱い部品ということか?、逆にねじ本数を減らして、ねじの代わりに突起物がねじ穴にハマるようにして、ねじ本数を減らしているのか・・、中には、これは外せへんやろー(外れないようにしているのかも?)とか、なるほどここから外すか~とか楽しいです。技術のマロンです。チガウカー!