ワインをよく知る方と初心者の違いは何かご存じですか?
よく知る方は、ワインのボトルを見て、ワインの味が想像できるそうです。
https://www.youtube.com/watch?v=wJcAv3d3q9Y
今回、最後のリースリングで、全6種類のワイン(赤3種類、白3種類)を試飲することができました。最後に、その6種類のワインの味わいについて、比較してみました。最後もご覧ください。
ジェイコブス・クリーク クラシック・リースリング(Jacob's Creek Classic Riesling)

<内容>
- リースリングの味わい
- 料理とのペアリング
- 作っているワイナリーの情報(畑はどこで、どんなワイナリーか)
- リースリングはどんな葡萄か
●どんな味のワインか(葡萄の種類 :リースリング)
<リースリング一般の味わい>
ライムや青リンゴの香りがする、白ワインの一種で酸味も繊細なものでありながら、しっかりした味。
<ジェイコブス・クリーク クラシック・リースリングの味わい(一般)>
青りんごなどのフルーティーな果実の味わい。さわやかな酸味とともにミネラル香がするなど、オーストラリアならではの辛口。
<ジェイコブス・クリーク クラシック・リースリングの味わい(個人)>
ドライ、辛口なのにツンと来ない。マスカットの風味がフルーティでした。
・口コミ
https://vinica.me/Jacob's-Creek-Classic-Riesling-w5644
https://review.rakuten.co.jp/item/1/223903_10003056/1.1/
● どんな料理と合うか?
白ワインなので、ドライな味わいとサッパリ系の鶏料理や魚のフライがマッチ。私は、鶏肉を油で炒め、塩コショウの超シンプル料理で試しましたが、ワインを含むと何か甘みにようなものを感じました。8~10度に冷やしてどうぞ。

ジェイコブス・クリーク リースリング [ 白ワイン 辛口 オーストラリア 750ml ]
ワイン蘊蓄 :上手なワインのほめ言葉
(ワインを飲んだ時の気持ちをどんな風に伝えるといいか。
また私はそれは、どう楽しむかだと思います)
https://www.youtube.com/watch?v=muU_Zo1zbGQ
● 作ってる畑はどこにあるの?
オーストラリア、 オーストラリア南部 バロッサ・バレイ

● 生産者(ワイナリー)は?
もう一度、畑の場所ですが・・、
オーストラリアワインの中心地の南オーストラリア州のバロッサ、クナワラ、アデレード・ヒルズに畑があり、そのバロッサは世界でも有名なシラーズやリースリングの産地で、高地のイーデン・バレー(バロッサ・レンジ)は冷涼な気候と浅い風化土が美味しいリースリングを生みだします。
発祥の地
1840年にウィリアム・ジェイコブスが住み始めた名もない小川は、その名前にちなんだ川がオーストラリアワインの象徴となり、世界中に知られることになるとになりました。そのジェイコブス・クリークとその周辺を見学し、当時ウィリアムが建てたコテージも見学することができるそうです。
因みに栽培家を「ブドウ栽培家」ではなく「ワイン栽培家」と呼ぶようにしているそうです。(ブドウの木の健康と品質を徹底して管理し、彼らの長い経験と努力が一本一本のワイン注がれている)また、ジェイコブス・クリークの特徴であるさわやかさと力強さはそのままに、各ワインにおいてブドウ品種とヴィンテージを際立たせることを目指しておられます。

● リースリングとは、どんな葡萄か?
・小粒で房が小さい。
・寒さに強い。
・収穫量が多くても高い品質を保てる。
・酸味があるので長期熟成でき、熟成による味わいのスケールが大きくなる。
・繊細でエレガントな味わいからボリュームのある味わいのワインになる。
ジェイコブス・クリーク クラシック・リースリングのまとめ
- リースリングの味わい :フルーティーで酸味のある辛口。
- 料理とのペアリング :鶏料理、魚料理(脂分もさっぱり)
- 作っているワイナリーの情報(畑はどこで、どんなワイナリーか) :さわやかさと力強さはそのままに、ブドウの特徴を際立たせるよう目指しておられます。
- リースリングはどんな葡萄か :小さい房で寒さに強く繊細なワインになる。
赤ワイン、白ワインの葡萄について
今まで葡萄、6種類で飲み比べてみました。実際は、ワイナリーが違うので味の比較は難しいのですが、書籍やWebなどの情報をもとに、自分として、これらの種類のベースになる情報をなんとなく覚えるきっかけになりました。
味わった感覚を覚えておくためにも、自分でも試飲した感想も載せてみました。皆さんも知り合いの方と、確かにそういう味もするなぁなど、個人の味覚の違いがコミュニケーションできると、楽しいと思います。
味わい(一般/個人感想) | ラベル | |
●ピノ・ノワール | ラブリュンヌ エ フィス ピノ・ノワール 一般 :柔らかくソフトな口当たり、酸味が強くドライ。 フルーティーで、味は濃くなかったです。酸味もちょっとだけの気がしました。もう少し個性が欲しいような。 | ![]() |
●メルロ | ドメーヌ・ドゥ・セラーム メルロ ⇒2021年12月、買えるところが無いようです。すみません。 一般 :ふくよかで滑らか。渋みも少なくコクがある。 冷やしすぎると渋みと酸味が交わらなかったんですが、少し温まってくると控えめな渋みと酸味に芳醇な香りや甘さも加わり飲みやすく、ほんわりとした時間が味わえました。 | ![]() |
●カベルネ・ソーヴィニヨン | カーニヴォ カベルネ ソーヴィニヨン 一般 :渋み、フルーティさも。渋みと果実味がある。 完熟ぶどうの豊かな香りで、ややフルーティー。飲んだ感触は滑らかで、程よい渋みもあります。ただ、後味に違和感があるかも知れません。後味の甘みが好きな方や、濃厚なワインが飲みたいときは、おすすめです。 | ![]() ![]() |
味わいの違いを楽しむには、スタンダードなカベルネ・ソーヴィニヨンから、
酸味を抑えて→ メルロ
タンニンが少なく軽めにすると→ ピノ・ノワール
味わい(一般/個人感想) | ||
●シャルドネ | コノスル シャルドネ ビクレシタ レゼルバ 一般 :果実味豊かで酸味は穏やか。 さっぱりした酸味とその中に甘みも少し。少し苦みも感じられました。フルーティーな香りが最後に有り、爽やか。酸味が鶏肉の旨味とマッチングして違和感なくドンドン食べられます。 | ![]() |
●ソーヴィニオン・ブラン | ドメーヌ・バサック ラ・シルキュラード ソーヴィニヨン・ブラン 一般 :オーガニックなワインで柑橘系の香りに、有機ならではの活力ある味わい、酸味が特徴。 酸味がパワフルで辛口。少し、硬い味に感じました。しかし、その奥に柑橘系の爽やかな香りを薄っすら感じて、爽快な雰囲気を味わうことができました。 | ![]() |
●リースリング | ジェイコブス・クリーク クラシック・リースリング 一般 :酸味が際立つ。辛口は鋭さも。 ドライ、辛口なのにツンと来ない。マスカットの風味がフルーティでした。 | ![]() |
白ワインの味わいは、シャルドネを元にして、
爽やかな方がいいなら→ ソーヴィニオン・ブラン
フルーティな味わいが希望なら→ リースリング
ひとつの種類をベースに、比較しながら飲み比べられると覚えやすし楽しみも増えると思います。
ワイン情報の参考にさせて頂きました。

基本を知ればもっとおいしい!ワインを楽しむ教科書 [ 大西タカユキ ]
今回の6種類の飲み比べ情報について、読んで頂ける方へ、できるだけ取っ掛かりを重視し、受け入れやすそうな情報で、マニアックだったり、それで?的な内容にならないように心掛けました。(自分でも覚えやすい情報になりました。これが読まれる方のワイン購入時の助けになったり、実際に味わってみたり、味を想像して楽しめることが出来たら嬉しいです)
次回のワインについてブログを作成するときは、もっとワイン生産者(ワイナリー)の考え方や思いなどを書いて伝えられたら、ワインを飲まれる方も味わいが違ってきそうな気がします。(最初は日本のワイナリーを調べて書くのもいいかなと思っています)
つづく